哲学・思想を中心とする人文・社会科学分野、認知科学、精神医学

学術翻訳・論文翻訳サービス

学術論文、学会要旨、研究計画書などの日英・英日翻訳に対応します。
逐語訳ではなく、投稿・出版を前提とした学術的な文章へ整えます。

日本語→英語
英語→日本語
論文翻訳
学会要旨

英米哲学を研究した学術翻訳者

米国の大学を卒業後、東京大学大学院哲学専修へ進学。英米哲学を研究した翻訳者が担当します。

学術翻訳200件以上

2015年より学術翻訳・英文校正を専門に活動し、200件以上を担当してきました。

同じ翻訳者が最初から最後まで担当

大規模な分業型サービスでは工程ごとに担当者が異なり、専門背景や判断基準の違いから、用語・概念・論証の読みがずれることがあります。翻訳研究室では、日本語原稿の読解から最終英文まで同じ翻訳者が一貫して担当することで、こうしたずれを抑え、論文全体で用語・概念・論証の一貫性を保ちます。

大学・研究機関の請求書払いに対応

法人・研究機関のお客様は、納品後30日以内の請求書払いに対応しています。

翻訳研究室の学術翻訳の特徴

専門用語の統一は品質の前提にすぎません。元哲学研究者として、論証の運びと主張の強さまで丁寧に扱います

特徴 1

分野固有の論文作法・ライティング規範

哲学などの人文科学および社会科学の論文を、単一の定型構成へ当てはめることはしません。問題設定、概念の定義、先行研究との位置関係、論証の段階、想定される反論への応答などの配置が、分野と原稿ごとに異なります。原著者の論証を変えない範囲で、各段落の役割と接続が英語読者にも見えるよう調整します。

特徴 2

日本語の構造・冗長性をそのまま移さない

日本語原稿では、同じ趣旨を言い換えて重ねたり、前提を繰り返したりする構造が、英語論文では冗長に見えることがあります。また、日本語では漢字で簡潔に収まる専門用語も、英訳すると長くなり、反復によって文章が重くなることがあります。原著者の主張や必要な情報は保ったまま、重複や冗長性を整理し、必要に応じて初出時に正式名称を示したうえで略語・頭字語を用いるなど、英語論文として読みやすい形へ整えます。

特徴 3

主張の強さの保持

査読では、提示された根拠や論証に対してどこまで主張できるかも評価されるため、主張の強さは採否にも関わり得ます。英語では、argue、suggest、indicate、demonstrate などは単純な同義語でも、一直線上の強弱だけでもありません。argue は主として著者の立場や論証を提示し、suggest と indicate は証拠からどこまで言えるかを調整し、demonstrate はより強い立証を含意します。文の役割、証拠の水準、原著者の認識的立場に応じて選び、原文より強い結論を作らないようにします。

特徴 4

概念関係と論証構造の明確化

哲学などの人文科学および社会科学の論文では、概念同士の区別と接続が重要です。何が前提で、何が主張で、何が限定なのかが読者に伝わるよう、文の単位だけでなく段落の単位でも構造を確認します。

特徴 5

用語・引用・参考文献の一貫性

専門用語を一貫させることは学術翻訳の最低条件ですが、それだけでは査読や出版の場で読まれる文章にはなりません。専門用語、引用表記、参考文献、固有名・略語の表記を統一し、投稿規定がある場合は可能な範囲で体裁の調整にも対応します。用語集をご用意いただける場合は、それに沿って進めます。

翻訳者紹介

元哲学研究者として、概念と論証を精読したうえで翻訳します

石田 崇(いしだ たかし)

翻訳研究室 代表|学術翻訳者・国際出版支援

米国の大学を卒業後、東京大学大学院人文社会系研究科哲学専修へ進学し、英米哲学、とりわけ心の哲学・知覚の哲学を研究。2015年より学術翻訳・英文校正を専門に活動しています。

哲学研究で培った、概念の区別と論証構造を精読する姿勢をそのまま翻訳に適用し、専門用語だけでなく論証の運びと主張の強さまで確認したうえで翻訳します。

大規模な分業型学術翻訳サービスとの違いや代表の詳しい経歴については、翻訳研究室が選ばれる理由をご覧ください。

哲学分野の学術論文を、概念と論証の関係を維持しながら英訳した匿名事例をご覧いただけます。

哲学論文の日英翻訳事例を見る

対応する文書

研究活動に伴う文書を中心に、日英・英日の翻訳に対応します

※文書の種類や分量によって作業範囲は異なります。原稿を拝見したうえで、対応可否と作業内容をご案内します。

対応分野

哲学・思想を中心に、人文・社会科学、日本思想・宗教研究などの専門性の高い原稿にも対応します

研究上の専門的背景は哲学・思想です。学術翻訳では、人文・社会科学を中心に幅広い研究分野の原稿に対応しています。

分野別の学術翻訳

教育学論文の英訳・学術翻訳を見る

※上記以外の分野や、境界領域の原稿についても、内容を確認したうえで対応可否を判断します。お気軽にご相談ください。

日英翻訳と英日翻訳

翻訳方向ごとに、読者と文書の役割が異なります

日本語→英語(日英翻訳)

英語圏の読者や査読者が、論旨を追える構造とアカデミックな文体を重視します。日本語原稿の論点を保ちつつ、英語として自然で、主張と根拠の関係が明確な文章へ翻訳します。論文、学会要旨、研究計画書など、投稿・提出を前提とした文書に対応します。

  • 論旨が追える段落構成への調整
  • 主張の強さを保った動詞・修飾の選択
  • 投稿・出版を意識したアカデミックな文体

英語→日本語(英日翻訳)

原文の概念関係と主張の限定を保ちながら、日本語の学術文書として読める文章にします。英語特有の省略や接続を、日本語の学術的な読み方に合わせて丁寧に解きほぐします。海外文献の紹介、共同研究、研究機関向け資料などにも対応します。

  • 概念の区別と接続の保持
  • 主張の限定を崩さない訳出
  • 日本語の学術文書としての読みやすさ

料金

正式な料金は、原稿確認後のお見積もりでご提示します

学術翻訳(英→日)

¥28–34/語
  • 学術的日本語への翻訳
  • 概念関係と主張の保持
  • 用語・表記スタイルの一貫性を調整
  • 納品後1週間、作業範囲内の軽微な修正に対応

見積り依頼

※表示価格は税抜です。消費税は別途申し受けます。料金は文字数・語数を基準としつつ、専門分野、原稿の状態、作業範囲、投稿先の要件等を確認したうえで、正式なお見積もりにより確定します。初回見積もりは無料です。

日本思想・宗教研究の海外発信・出版支援

国内に蓄積された研究成果を、英語圏の学術的議論へつなげます

概念の歴史的・思想的文脈を踏まえた翻訳

日本思想史、日本哲学、仏教研究、宗教史、東アジア思想などでは、概念を辞書的に置き換えるだけでは十分ではありません。用語の歴史的背景、既存の英訳、先行研究における使われ方を確認し、原著者の立場が英語圏の読者にも伝わる形へ整えます。

英語圏の学術的議論への接続

日本国内では共有されている前提でも、海外の読者には説明が必要な場合があります。研究の独自性、先行研究との関係、中心的な問いと主張が見えるよう、原文の内容を尊重しながら論旨と構成を整理します。

海外出版を見据えた英文資料の作成

研究書や博士論文の海外出版を検討する場合は、全文翻訳に先立ち、英文企画書、章概要、著者略歴、サンプル翻訳などの作成を支援します。日本語の既刊書を英語圏向けに再構成する案件についてもご相談いただけます。

海外出版社・シリーズ編集者への照会支援

研究内容と出版企画に合う出版社や学術シリーズを検討し、著者の承認に基づいて、編集者への問い合わせ文や提出資料の準備を支援します。出版や採択を保証するものではありませんが、翻訳前の企画段階から対応します。

※海外出版支援の作業範囲と料金は、原稿の状態、出版企画の内容、必要な英文資料などを確認したうえで個別にお見積もりします。

研究内容・出版構想を相談する

翻訳だけでは対応できない原稿に

学術原稿再構成・英訳支援

原稿によっては、文章や専門用語を正確に英訳するだけでは、研究上の主張が十分に伝わらないことがあります。

日本語原稿の段階で、論点の提示順序、段落間の関係、概念の定義、主張の強さ、図表と本文の関係などに大幅な整理が必要な場合、逐語的に翻訳すると、英語としては読めても、論証の追いにくい原稿になります。

学術原稿再構成・英訳支援では、著者の意図と研究上の主張を確認しながら、日本語原稿自体の論旨、論証構造、概念間の関係、段落・節構成、情報の提示順序、主張の強弱、図表と本文の対応等を整理します。そのうえで、英語圏の学術的読者が議論を追える形へ英語原稿を再構成します。

本サービスは、通常の翻訳にチェック工程を追加するものではありません。原稿の分析、論証・構成の整理、著者との協議、英語原稿への再構成を組み合わせた個別サービスです。

※研究上の主張や新たな内容を当方が作成するものではありません。著者の原稿と説明に基づき、その論理構造と表現を明確にします。

個別見積もり

通常の学術翻訳

  • 原稿の論旨・構成が概ね確立している
  • 内容と論理構造を保持して英語化する
  • 文字数・語数を基準に見積もる

学術原稿再構成・英訳支援

  • 日本語原稿自体に大幅な整理が必要
  • 論旨、論証、概念関係、段落構成、図表等を再検討する
  • 著者との協議・確認を伴う
  • 個別見積もり

査読対応・研究支援

  • 投稿後・査読後の対応
  • 査読コメントの分析
  • 回答方針、回答書、カバーレター
  • Revise & Resubmit に伴う改訂

学術原稿再構成・英訳支援について相談する

英語圏で十分に共有されていない概念体系を説明し、日本語文献を中心とする議論を国際的な研究文脈へ位置づけ直したうえで、査読後の大幅改訂まで支援した匿名事例をご覧いただけます。

概念体系と研究文脈を再構築した学術原稿支援事例を見る

ご依頼の流れ

初回相談から納品まで、段階を分けて進めます

1

原稿送付・問い合わせ

お問い合わせフォームまたはメールで、翻訳したい原稿とあわせて次の情報をお送りください。

  • 専門分野・テーマ
  • 希望納期
  • 投稿予定ジャーナルや提出先(あれば)
  • 参照スタイルや用語集(あれば)

未完成の原稿でもご相談いただけます

2

内容確認と見積もり

原稿を拝見したうえで、料金、納期、作業範囲をご案内します。対応可否についても、この段階でお伝えします。

  • 料金・納期の提示
  • 作業範囲の確認
  • 必要に応じて機密保持契約(NDA)の締結

初回見積もりは無料です

3

翻訳

確定した範囲とスケジュールに沿って翻訳を進めます。分野固有の用語、概念関係、主張の強さを確認しながら作業します。

  • 専門性を重視した翻訳
  • 用語リストの作成・管理
  • 必要に応じた進捗のご連絡

4

確認・必要に応じた質問

原文の意図や用語の扱いが複数に読める箇所がある場合は、作業の途中で確認のご連絡をすることがあります。原著者の立場を保つための確認です。

5

納品・修正対応

完成した翻訳を Word または PDF などでお渡しします。納品後1週間、作業範囲内の軽微な修正に対応します。

  • ファイルでの納品
  • 用語リスト・作業メモの提供(必要な場合)
  • 納品後1週間、作業範囲内の軽微な修正に対応

よくある質問

学術翻訳のご依頼前によくいただくご質問です

一部分だけでも依頼できますか?
+

はい、抄録のみ、導入部のみ、査読回答の一部など、部分的なご依頼にも対応します。作業範囲を明確にしたうえでお見積もりします。

未完成の原稿でも相談できますか?
+

はい、ドラフト段階の原稿でもご相談いただけます。ただし、大幅な改稿が見込まれる場合は、確定原稿での再確認や追加作業が必要になることがあります。状況に応じてご案内します。

専門用語集を渡せますか?
+

はい、用語集や指定訳がある場合は、それに沿って翻訳します。用語集がない場合でも、原稿内で用語を統一し、必要に応じて用語リストを作成します。

投稿規定への調整に対応しますか?
+

投稿規定がある場合は、可能な範囲で体裁の調整にも対応します。引用スタイルや字数制限など、事前に共有いただければ見積もり時に作業範囲へ含めます。

機密保持に対応しますか?
+

はい、未発表の論文や研究資料を含む原稿についても、機密を保持して対応します。必要に応じて機密保持契約(NDA)の締結にも応じます。

納期はどのように決まりますか?
+

納期は文字数・語数、分野の難易度、原稿の状態、希望スケジュールを確認したうえで決定します。目安は原稿確認後のお見積もりでお伝えします。お急ぎ対応は、対応可否を確認のうえ別途お見積もりします。

原稿を拝見したうえで、料金と納期をご案内します

初回見積もりは無料です。未完成の原稿でもご相談ください