英語原稿を整える研究者向け

英文校正サービス

英語で執筆された学術論文・研究資料を対象に、文法・構文・句読法から論理接続まで整えます。
投稿・提出を前提とした学術英語として、読み手が論旨を追える文章へ仕上げます。

学術論文
学会要旨
研究計画書
査読前原稿

サービス概要

英語原稿の内容を保ちながら、学術英語として読みやすく整えます

英文校正は、著者が英語で書いた学術原稿を対象に、文法・構文・句読法の誤りを修正し、不自然な表現を調整するサービスです。単に誤字脱字を直すだけでなく、学術的な文体、用語の一貫性、主張の明確さ、論理接続、段落の流れまで確認し、読み手の理解負荷を下げることを目的とします。

翻訳研究室の英文校正は、哲学・人文社会科学・認知科学・精神医学など、概念の関係と主張の強さが問われる分野の原稿を中心に対応します。分野固有の論文作法やライティング規範を踏まえ、原著者の立場や主張の限定を変えない範囲で、英語圏の査読者・読者が論証を辿れる文章へ整えます。

※英文校正は翻訳サービスではありません。日本語原稿の英訳が必要な場合は、学術翻訳をご覧ください。

このような原稿・研究者向け

英語原稿はあるが、学術英語として整えたい場合に

英語で執筆したが、表現に不安がある

英語で論文を書いたものの、文法的な正確さ、表現の自然さ、学術的なトーンに自信が持てない場合。特に非英語圏の研究者が英語で執筆した原稿では、文法は概ね正しくても、論旨の接続や主張の強さの調整が必要になることがあります。

投稿・査読前に英文を整えたい

国際学術誌や学会への投稿を控え、英語原稿の品質を上げたい場合。査読に進む前に、論理接続の明確さ、段落構成、用語・引用形式の一貫性を確認しておくことで、内容そのものへの集中を促すことができます。

専門分野の概念関係を正確に伝えたい

哲学、人文社会科学、認知科学、精神医学など、概念の区別と接続が重要な分野の原稿。argue、suggest、indicate などの動詞選択や、主張の強さの調整が、論文の読まれ方に影響します。

査読後の改訂英文を整えたい

査読コメントに基づき著者自身が英文を改訂したが、表現や論理接続を整えたい場合。査読コメントへの回答方針の整理や Response Letter の作成は、査読対応・研究支援の範囲です。

対応内容

英文校正で確認・調整する主な項目です

文法・構文

文法・構文・句読法

時制、主語と動詞の一致、冠詞、前置詞、関係代名詞、受動態・能動態の選択など、文法的な誤りを修正します。句読法(コンマ、セミコロン、コロン等)も、意味の区切りが読者に伝わるよう調整します。

表現

不自然な表現の調整

文法的に正しくても、英語として不自然な表現や、学術文脈にそぐわない言い回しを修正します。直訳調の表現や冗長な構文を、簡潔で明確な学術英語へ整えます。

文体

学術的な文体への調整

口語的・曖昧な表現を、学術文書にふさわしい文体へ調整します。分野固有のライティング規範(論文作法)を踏まえ、査読者・読者が期待するトーンと形式に合わせます。

用語

用語・表記の一貫性

専門用語、固有名詞、略語、ハイフン表記、イタリック体の要否など、原稿全体での表記を統一します。用語集や投稿規定がある場合は、それに沿って進めます。

論理

主張の明確さと論理接続

何が主張で、何が根拠・限定なのかが読者に伝わるよう、文と段落の接続を確認します。therefore、however、moreover などの接続詞や、段落間の論理的なつながりを整えます。

構成

段落構成と読み手の理解負荷

1段落に複数の論点が混在している場合の整理、トピックセンテンスの明確化、情報の提示順序の調整など、読み手が論旨を追いやすい構成へ整えます。大幅な構成変更が必要な場合は、別途ご相談ください。

翻訳研究室の英文校正の特徴

哲学を含む専門的な学術文章を扱ってきた経験を踏まえ、概念の関係と主張の強さを丁寧に扱います

分野固有の論文作法への配慮

哲学、人文社会科学、認知科学、精神医学などでは、論証の進め方、段落の役割、引用の置き方、先行研究との距離の取り方が分野ごとに異なります。一律の「学術英語テンプレート」に当てはめるのではなく、各分野の慣習を踏まえて調整します。

主張の強さの保持

argue、suggest、indicate、demonstrate などは、単純な同義語ではなく、主張の強さや証拠の水準を示します。原文の認識的立場を保ちつつ、著者の意図より強い・弱い結論を作らないよう、動詞と修飾の選択を確認します。

概念関係の明確化

人文社会系や認知科学の文章では、概念同士の区別と接続が重要です。何が前提で、何が主張で、何が限定なのかが読者に伝わるよう、文の単位だけでなく段落の単位でも構造を確認します。

内容を変えない校正

読みやすくするために、原著者の主張を強めたり弱めたり、新たな論点を追加したりすることはしません。英文校正は、著者の研究内容と立場を保ちつつ、英語としての明確さと学術的な体裁を整える作業です。

対応できること

英文校正の作業範囲に含まれること

※作業範囲は原稿の状態と専門分野によって異なります。原稿を拝見したうえで、対応内容をご案内します。

対応できないこと

英文校正の範囲外となる作業です

日本語原稿の英訳

日本語で書かれた原稿を英語に翻訳する作業は、学術翻訳の範囲です。英文校正は、著者が英語で執筆した原稿を対象とします。

研究内容・データの創作

著者に代わって研究上の主張を作成したり、未実施の分析や実験を行ったかのように記述したりすることは行いません。英文校正は既存の原稿を整える作業です。

大幅な論旨・構成の再設計

原稿全体の論点の追加・削除、章立ての大幅な変更、概念関係の根本的な再構成が必要な場合は、学術原稿再構成・英訳支援の範囲となります。英文校正では、著者の論旨を保ちつつ表現と接続を整えます。

査読対応・投稿の保証

英文校正は原稿の言語面を整えるサービスであり、査読結果や採択を保証するものではありません。査読コメントへの回答方針の整理や Response Letter の作成は、査読対応・研究支援をご利用ください。

※原稿の状態によっては、英文校正と他サービスの組み合わせや、作業範囲の見直しをご提案することがあります。お気軽にご相談ください。

学術翻訳・再構成支援との違い

原稿の状態に応じて、適したサービスが異なります

英語原稿の整えが必要なのか、日本語原稿の英訳が必要なのか、原稿自体の論理構成から見直す必要があるのか——依頼前に作業範囲を確認することが重要です。以下は各サービスの基本的な違いです。

英文校正

  • 著者が英語で執筆した原稿が対象
  • 文法・構文・句読法、表現、用語の一貫性を整える
  • 主張の明確さ、論理接続、段落の流れを調整
  • 研究内容や論旨は著者の原稿に基づく
  • 語数を基準に見積もる(¥8–12/語)

学術翻訳

  • 日本語原稿を英語へ(または英語を日本語へ)翻訳
  • 言語間の意味の移行と学術的な文体への整え
  • 概念関係と主張の強さを保持した翻訳
  • 文字数・語数を基準に見積もる

学術原稿再構成・英訳支援

  • 日本語原稿自体に大幅な整理が必要
  • 論旨、論証、概念関係、段落構成を再検討
  • 著者との協議・確認を伴う
  • 個別見積もり

学術翻訳の詳細を見る

料金

正式な料金は、原稿確認後のお見積もりでご提示します

※表示価格は税抜です。消費税は別途申し受けます。料金は語数を基準としつつ、専門分野、原稿の状態、作業範囲、投稿先の要件等を確認したうえで、正式なお見積もりにより確定します。初回見積もりは無料です。

原稿の状態や作業範囲によって料金は変動します。個別見積もりにてご案内します。

作業の流れ

初回相談から納品まで、段階を分けて進めます

1

原稿送付・問い合わせ

お問い合わせフォームまたはメールで、校正したい原稿とあわせて次の情報をお送りください。

  • 専門分野・テーマ
  • 希望納期
  • 投稿予定ジャーナルや提出先(あれば)
  • 参照スタイルや用語集(あれば)

未完成の原稿でもご相談いただけます

2

内容確認と見積もり

原稿を拝見したうえで、料金、納期、作業範囲をご案内します。英文校正の範囲内で対応可能かどうかも、この段階でお伝えします。

  • 料金・納期の提示
  • 作業範囲の確認
  • 機密保持契約が必要な場合は、契約条件を確認のうえ個別にご相談を承ります

初回見積もりは無料です

3

英文校正

確定した範囲とスケジュールに沿って校正を進めます。文法・構文、表現の自然さ、用語の一貫性、論理接続、主張の強さを確認しながら作業します。

  • 文法・構文・句読法の修正
  • 学術的な文体への整え
  • 専門用語の統一(必要に応じて用語整理)

4

確認・必要に応じた質問

用語の扱いや主張の強さが複数に読める箇所がある場合は、作業の途中で確認のご連絡をすることがあります。原著者の立場を保つための確認です。

5

納品

完成した原稿・文書を、事前に合意した形式で納品します。納品形式および納品後の対応範囲は、見積もり時に確認します。

  • 用語リストや作業メモは、作業内容に含める場合があります。必要性と作業範囲は見積もり時に確認します

よくある質問

英文校正のご依頼前によくいただくご質問です

英文校正と英文編集の違いは何ですか?
+

英文校正は、著者が英語で書いた原稿の文法・構文・句読法、表現、用語の一貫性、論理接続などを整える作業です。大幅な論旨の変更や構成の再設計は含みません。原稿の論理構成自体から見直す必要がある場合は、学術原稿再構成・英訳支援をご検討ください。

一部分だけでも依頼できますか?
+

はい、抄録のみ、導入部のみ、特定の章のみなど、部分的なご依頼にも対応します。作業範囲を明確にしたうえでお見積もりします。

日本語原稿の英訳もお願いできますか?
+

日本語原稿の英訳は学術翻訳の範囲です。英文校正は、著者が英語で執筆した原稿を対象とします。原稿の言語や作業範囲が不明な場合は、お気軽にご相談ください。

専門用語集を渡せますか?
+

はい、用語集や指定表記がある場合は、それに沿って校正します。用語集がない場合でも、原稿内で用語を統一します。用語リストの作成が作業範囲に含まれるかは、見積もり時に確認します。

機密保持に対応しますか?
+

はい、未発表の論文や研究資料を含む原稿についても、機密を保持して対応します。機密保持契約が必要な場合は、契約条件を確認のうえ個別にご相談を承ります。

原稿を拝見したうえで、料金と作業範囲をご案内します

初回見積もりは無料です。英語原稿のドラフト段階でもご相談ください